約7500キロメートルの線路網を有し、1日約1750万人が利用する世界最大級の公共交通機関、JR東日本。その最大労組であるJR東労組に、極左セクトである「革マル派」が浸透し、労組に強い影響力を有している──という事実は、あまり知られていない。

革マル派は1963年の結成以来、「反帝国主義、反スターリン主義」を掲げ、共産主義の実現のために暴力革命を目指す集団だ。

警察庁によると2018年1月時点で約5500人の同盟員を擁し、党派性を隠して基幹産業に浸透し、組織拡大を図っているとされる。非公然部隊も持ち、対立セクトや警察に対し住居侵入や窃盗、盗聴などの違法な調査活動も行う、秘匿性、排他性の強い集団だ。

その革マル派で、創設者である故・黒田寛一議長(06年死去)に次ぐ、副議長の地位にあったのが故・松崎明氏(10年死去)だった。松崎氏は55年に国鉄入り。61年に機関士(運転士)の組合「国鉄動力車労働組合」(動労)の初代青年部長に就任した。

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