新薬創出に苦戦する武田。旧湘南研究所はベンチャーなどとの協業に活路を求める(撮影:吉野純治)

「ウェバーさんが社長になってから武田に何が起こっているのかまったく見えない。相模原が死んでいることだけはわかるが……」。製薬会社の首脳の一人はそう話す。相模原とは武田薬品工業の旧湘南研究所のことだ。

4月13日、「湘南ヘルスイノベーションパーク」と名称を改めた旧湘南研究所に、クリストフ・ウェバー社長の姿があった。来賓の黒岩祐治神奈川県知事などと開所式のテープカットに臨むためだ。

ここに外部ベンチャーなどの入居を促し、会社や組織を超えた研究者同士の交流や刺激を通じ自社の研究開発の向上にもつなげたいという狙いが武田にはある。