共働きは増えているが、課題も多い。足かせとなっているものは何か。国や企業はどこから変わろうとしているのか。野田聖子女性活躍担当相に聞いた。

のだ・せいこ●1960年生まれ。83年上智大学外国語学部を卒業後、帝国ホテルに入社。93年衆議院選挙で初当選。2017年から現職。(撮影:尾形文繁)

──日本社会にとって共働き家庭を増やすことの意味合いは。

共稼ぎを増やすことに意味があるというより、もともと日本は共稼ぎの国。江戸時代でも夫妻ともに働き家計を担うのが当たり前だった。途中、政策の変更で、女性を働けないようにしてしまった。

従来の形に戻していく必要があるが、現状は険しい山道のような状態。女性活躍どころではない。

そこには制度や慣習の問題がある。たとえば配偶者控除のような専業主婦でいたほうがお値打ちというイメージや、それに伴う配偶者手当が厳然と存在している。