4月中旬、アジア太平洋地域の主要な社員を対象とする年次キックオフミーティングの開催に合わせ、レノボ・グループの楊元慶CEO(最高経営責任者)が来日。グローバル企業の経営に詳しい、早稲田大学大学院ビジネススクールの入山章栄准教授が直撃した。

年次ミーティングのスローガンは「ワンレノボ」。国籍も人種も多様な社員が、一丸となるよう呼びかけている(撮影:尾形文繁)

入山 アジア太平洋地域のキックオフミーティングは、ここ3年連続して、日本で開催しているそうですね。楊さんの希望と聞きましたが、どうしてですか。

 風光明媚で食事がおいしいというのは、言うまでもなく日本の魅力です。しかし私にとって最も重要なのは、日本企業の経営から学べることがまだまだたくさんあるということです。

ソニーの復活は非常に参考になる

入山 具体的にはどういった企業から学んでいますか。

 協業相手であるNECと富士通の両社がまさしくそうです。どちらも非常に優れたエレクトロニクス企業でしたからね。

そのほかにはソニーです。長く続いた経営の難局から脱却し、見事な復活を果たしました。巨大なグローバル企業がいかに変革を成し遂げればよいのかという点で、米マイクロソフトと同様に非常に参考になる事例だと思っています。