昨秋、みずほフィナンシャルグループが発表した1.9万人の人員削減が世間の大きな関心を呼んでいる。どんな人事戦略を基に打ち出したのか。人事部門トップを直撃した。

こじま・しゅうじ●1965年生まれ。明治大学商学部卒業後、87年旧第一勧業銀行入社。コンプライアンス統括部長などを経て2017年4月より現職。(撮影:ヒダキトモコ)

──「1.9万人」の数字にはどんな考えがあるのでしょうか。

実はすでに2年前から抜本的な人事運営の改革を進めてきた。いろいろなことを幅広くやってきたが、一言で言うと、人事がこれまでやってきた不文律、旧習からの脱却だ。(グループの中の)銀行中心主義、日本人中心主義、厳格な年次主義を変えていく。みずほとして人材の面で競争優位性を確保したい、というのが究極的な狙いで、人員をスリム化するだけでなく、稼ぐ力を強化するために、質も同時に向上させていきたい。

──人員削減は10年をかけた長期計画で、その実行力を疑問視する市場の声もあります。