各市場で独占的な力を有するGAFAの4社。その力の源泉は何か。数々の企業の競争戦略を研究してきた一橋大学大学院経営管理研究科の楠木建教授に話を聞いた。

くすのき・けん●1964年生まれ。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。同大学准教授などを経て2010年から現職。(撮影:今井康一)

──GAFAがそれぞれの市場において独占体制を築いた要因は何でしょうか。

いろいろなことに手を出してはいるものの、「何で儲けているのか」というロジックがはっきりしていた点にある。4社とも商売の本筋がシンプルに出来上がっている。

まずアップルは、iPhoneを中心とした特定少数の「ハードウエアの会社」だ。独創的なよい製品を作ることで、値段を高く設定しても売れる、人気商品にしている。原理的には1900年代前半に自動車市場を席巻した米フォード・モーターに近い。

アマゾンは「小売りの会社」。もっと言うと「ロジスティクスとオペレーションの会社」。これまた原理的には、スーパーマーケットの米ウォルマートと同じだ。

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