外国人客増に貢献しているセントレア(sunrise / PIXTA)

2005年に中部地方の国際空港として鳴り物入りで開港したのが中部国際空港(愛称「セントレア」)だ。伊勢湾上に浮かぶ人工島に建設された空港であり、空港では珍しく公募で愛称を決めたことで全国の注目を集めた。セントレアとは英語で「中部」を意味するcentralと「空港」を意味するairportを合わせた造語だ。

セントレアが位置するのが愛知県常滑(とこなめ)市である。同市の常滑焼は日本の代表的な焼き物として知られる。瀬戸焼、越前焼、信楽焼、丹波焼、備前焼と並ぶ六古窯の一つ。常滑の「常」は「床」を意味している。「床=地盤」が「滑」らかである土地、つまり粘土層などが発達し、窯業に向いている土地だったことがうかがえる。

常滑市内では、街の塀に色彩豊かな焼き物が埋め込まれた「やきもの散歩道」のほか、「とこにゃん」と呼ばれる高さ3.8メートル、幅6.3メートルの巨大な焼き物の招き猫が鎮座する「とこなめ招き猫通り」などが観光客を迎える。

常滑市内の「やきもの散歩道」(Hideki / PIXTA)