サザビーズのオークション会場では数千万円のワインが飛ぶように落札されていた

『最高の人生の見つけ方』という米国映画で、余命短い主人公の男性二人が残りの人生でやりたいことのリストを作るシーンがある。

筆者にも死ぬまでにやりたいことがある。その一つがオークション会場をのぞくことだった。

2017年3月、世界最大規模の現代芸術フェアである「アートバーゼル香港」に初めて行き、3万平方メートルという規模・来場者数8万人の熱気に圧倒された。そこで、昨年同様にLCC(格安航空会社)の香港エクスプレスを利用し、18年3月に再訪することにした。

今回は、同時期に香港で開かれているサザビーズのオークションもお目当てだ。アートバーゼル香港の入場料は5000円近くするが、会場に到着すると当日券の購入を待つ人で長蛇の列ができていた。来場者には若い女性が目立つ。

来場者がどの作品を撮影しているかで注目度が手に取るようにわかる。抽象度の高い難解な作品よりも、ポップでキッチュな作品への関心が高いようだ。みなSNSを通じて拡散していくのだろう。

オークション会場をのぞくと