4月9日から日本銀行の黒田東彦総裁の2期目が始まった。安倍晋三政権の肝いりで始まった黒田総裁の1期目は、金融緩和一本やりだった。異次元緩和から始まって、マイナス金利の導入に至るまで、金融緩和の歴史だった。それでも対前年比の消費者物価上昇率の実績は1%にすぎず、2%目標の半分しかいっていない。

これはかねて当欄で指摘してきたように、政策目標と取った施策がアンマッチだったためだ。思うように結果を出そうというのなら2%ではなく、10%くらいのインフレにするつもりでやるしかなかったのだ。それでようやく2%くらいの物価上昇率にはなるだろう。

官邸主導人事での「裏切り」はこれきりかと思ったら、今度は政府の公文書やデータの改ざん、隠蔽疑惑である。それも財務省、防衛省、厚生労働省など多岐にわたる。これほど連続した不祥事はいったいどういうことなのか。みな国民に対して忠実な公務員ではないのか。国会という神聖な場所で、ぬけぬけとウソをつくような犯罪行為になぜ手を貸すのか。これを解くカギは、「内閣人事局」にある。