ふじい・ひろひさ●1955年大蔵省(現財務省)に入省。77年参院選初当選、参院2期、衆院7期。小沢一郎氏と行動を共にし、細川護煕政権、鳩山由紀夫政権で蔵相(財務相)を務める。(撮影:梅谷秀司)

細川護煕首相は8カ月で辞任し、1994年4月に羽田孜首相が登場した。そのとき、蔵相だった私は国際会議でワシントンにいた。「帰ってこい」と言われ、帰国をしたら、羽田さんから「続けて蔵相を」と言われた。

だが、羽田内閣は社会党の連立離脱でいきなり危機に直面した。私は羽田さんに頼まれ、同じ神奈川選出の社会党の伊藤茂運輸相に接触したが、「党が決めた。勘弁してくれ」という話だった。

94年6月、自民・社会・さきがけ連立の村山富市首相となる。5%への消費税率アップを決めた。私はまことに結構なことだと思った。小沢一郎さんは、消費税は目的税にという考えで、私も正しいと思ったが、村山さんはそういうことは一言も言わなかった。