社会主義・共産主義の実践・運動は、壮大な失敗に終わった、というのが定説である。共産党という組織・集団は残存しているにしても、共産主義・社会主義をめざす動きは、世界にほとんどみあたらなくなった。

共産党が依然として、政権を掌握している国もある。けれどもそれが、マルクスたちの考えたような社会主義・共産主義を実現したかというと、否定的にならざるをえない。

マルクスの主著といえば、言わずと知れた『資本論』。ややこしい術語がたくさんあって、とっつきやすい書物とはいえない。実際いまはほとんど読まれなくなった。

『資本論』のおもしろさ

しかし一つの読み物として、独特の言い回しをクリアすれば、こんなにおもしろい本も少ない。