各国がそれぞれの経済力に連動した債券を発行できる時代がやってきた。GDP(国内総生産)連動債のことである。

GDP連動債とは、発行国のGDPに連動してクーポン(利息)や元金が増減する国債だ。(経済が停滞すれば返済額も減るので)経済危機に陥ったときに政府が直面する基本的な問題(国債の債務不履行など)の多くがこれによって解決する。また、(経済が拡大するときのアップサイドは大きく)高いリターンを得られる可能性がある。投資家にとっても魅力的な商品となるだろう。

GDP連動債の市場規模は巨大であり、この点はとりわけ注目に値する。世界の総GDPの時価総額は世界の株式市場の時価総額をはるかに上回る。米ドルで何千兆といった現在価値かもしれない。