高齢者と若年層の世代間格差を是正する方策の1つとして、選挙制度の改革を訴えているのが慶応義塾大学の土居丈朗教授だ。

どい・たけろう●1970年生まれ。東京大学大学院経済学研究科修了後、東京大学社会科学研究所助手などを経て2009年から現職。(撮影:今井康一)

日本は予想以上に速いスピードで少子化が進行し、今の仕組みのままでも若い世代の負担が増えてしまう(社会保障制度の)構造になっている。

医療や介護の分野で今すぐに重大な支障が起きるわけではない。だからといって、将来も安泰だとはいえない点が悩ましい。直ちに手を打っておかないと、今のような医療や介護サービスを20〜30年後には享受できなくなるかもしれない。

ただ、その実感が伴わないせいで、問題の本質的な解決にはつながっていない。ゆえに世代間格差の問題がずっと棚上げされたままになっている。

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