本誌は電力調達の現状と今後の方針、課題について、主要企業40社を対象にアンケートを実施し、そのうち28社から回答を得た(回答社名は図下注)。

電力契約の切り替えが主要企業にも広がっていることに加え、二酸化炭素(CO2)排出量の少ない電力(CO2排出係数の低い電力)への期待も高いことがわかった。

大手警備会社のセコムは、「電力のコストと環境価値、供給安定性の3つの観点から電力会社を選んでいる」(深谷茂昭・総務部環境推進グループ次長)という。宮城県にあるセキュリティ機器を製造する主力工場では2014年7月、東北電力から新電力大手のエネットに契約を切り替えた。その理由の1つとしてセコムは、「エネットの電力は天然ガスが中心で環境負荷が低いこと」を挙げる。

セコムは30年度の温室効果ガス排出を13年度比で35%削減する中期目標を掲げている。その成否のカギを握るのが、CO2排出量の少ない電力の調達だ。18年度からは東京電力エナジーパートナーと、本社ビルの使用電力の半分について、グリーン電力証書付きのバイオマス発電の電力を購入することで合意した。

5社がRE100加盟を検討