3月13日、ティラーソン米国務長官が解任された。政権からは現実路線の幹部が次々と去っている(ロイター/アフロ)

鉄鋼・アルミの輸入制限をめぐる対立をきっかけにコーン国家経済会議(NEC)委員長が辞任を表明したばかりのところに、かねてトランプ大統領との不仲がうわさされてきたティラーソン国務長官が解任された。さらなる大物人事もうわさされている。

この辞任・解任騒動の直後には、11月の中間選挙の前哨戦と位置づけられるペンシルベニア州の連邦下院補欠選挙で、大勝できるはずの共和党候補が民主党候補に敗れた。

トランプ政権の大物幹部の相次ぐ辞任・解任は、昨年夏にプリーバス大統領首席補佐官、バノン同首席戦略官らが政権を去ったとき以来だ。また今回の下院補選で共和党が敗北したことで、連邦議会の補選での敗北は昨年12月の南部アラバマ州での上院補選に次ぐ。共和党は11月に南部バージニア、東部ニュージャージー両州の知事選でも敗北している。

さて、「3月政変」とでも呼べそうな今月前半の一連の出来事からどのような流れ、あるいは意味を読み取ったらよいのであろうか。