製油所が排出するガスからCO2を回収する装置。特殊な化学薬品でCO2を吸収し、その薬品を加熱してCO2を取り出す(苫小牧の日本CCS調査の施設)

発電所が排出するCO2(二酸化炭素)への対策として期待されるのがCCS。CO2を回収(キャプチャー)し、地中深くに圧入して貯留(ストレージ)する技術だ。CO2排出が多い石炭火力発電ではCCSの義務づけも始まっている。英国などだ。石炭火力だけでなくガス火力発電、製鉄所、石油化学プラントなどからのCO2の削減にも寄与できる。

国際エネルギー機関(IEA)によれば世界の気温上昇を2度以内に抑えるために必要な2060年までの累積CO2削減量の14%をCCSが担うと期待されている。日本でも14年のエネルギー基本計画で20年ごろのCCS技術の実用化を目指す方針が示されている。