欧州では現在、特徴のある電力ビジネスが次々と生まれている。とりわけ目を見張るのがドイツの状況だ。電力取引市場の変革や蓄電池のコスト低下が起爆剤となって、新技術と再生可能エネルギーを組み合わせた新しいビジネスが続々と立ち上がっている。

その筆頭がネクスト・クラフトヴェルケ社だ。ドイツ全域の農家と契約し、バイオガス発電の電力を集めている。バイオガス発電は、家畜の排せつ物を発酵させたものなどからガスを取り出し、燃やすことで発電する。その電力を当日市場(当日の電力を売買する市場)や需給調整市場(需給調整用の電力を系統運用者に売却する市場)などに売る。強みはIT(情報技術)を活用した価格予測。最適なタイミングで最適な市場に売却し利益の最大化を図っている。