株式上場した2010年当時の鈴木郷史社長。上場後は海外M&Aも積極的に推し進めた(撮影:尾形文繁)

日本初の医薬部外品シワ改善美容液「リンクルショット」が大ヒットし、絶好調のポーラ・オルビスホールディングス(HD)。だがその陰で昨年12月上旬、古参の役員が創業家出身の鈴木郷史社長に反旗を翻していた。

発端は約18年前にさかのぼる。2000年に亡くなった故・鈴木常司元会長には子がおらず、おいの郷史氏が4代目社長に就任した。その際、株の相続をめぐり、郷史社長と常司氏の妻千寿氏が壮絶な訴訟合戦を繰り広げた。

訴訟は05年に和解が成立。しかし今回、常司氏の秘書を長く務めた役員が、実は郷史社長が契約書を偽造していたと暴露したのだ。