みずの・ひではる●1954年生まれ。92年に鈴木ファーマスイ(現ウエルシア薬局)に入社。2010年にグローウェルHD(現ウエルシアHD)取締役就任。14年5月から現職。(撮影:梅谷秀司)

ドラッグストア業界は今や上位10社でシェア6割を占める。競争は激しく、今後は寡占化のスピードが速まるだろう。われわれは業界内で売り上げトップだが、この環境下で首位を維持するには調剤に重点を置くべきだと考えている。

「地域のインフラ企業になりたい」という理念の下、調剤併設店を展開してきた。ドラッグストアは出店余地が限られてきたと言われることもあるが、差別化すればまだまだ出店できる。人口が減っていく中で、地域で信頼される店になるのがいちばん大事なこと。そのために調剤に力を入れている。

──競合の中には食品を前面に打ち出すチェーンも出てきました。

食品は店頭で積めばすぐ売れるし、来店頻度も高まる。われわれも昔から取り組んできており、食品の売上構成比は25%前後で推移している。その中で当社はNB(ナショナルブランド)の食品を安売りするような価格競争とは距離を置いている。一般的な加工食品ばかりではなく、健康をテーマにした商品を積極的に扱うことで独自色を打ち出していきたい。

調剤併設店の拡大に注力 24時間営業店舗も増やす