イラスト:熊野友紀子

株式相場が調整局面に入った今こそ、将来を見越して仕込んでおくべき銘柄がある。ここでは飛躍的な市場拡大が将来見込める六つのテーマに絞って見ていこう。EV関連ではトヨタ自動車関連株に見直し機運が膨らんでいる。電池、人工知能、RPA関連にも将来の有望株が隠れていそうだ。仮想通貨、インフラ輸出関連は先が見通しづらいが無視できないテーマといえそうだ。

1. EV

2017年はEV(電気自動車)ブームが鮮明だった。世界の自動車メーカーの株価騰落率はEVへの姿勢で明暗が分かれたといっても過言ではない。

25年までに50車種のEVを投入すると発表するなど積極姿勢を見せた独フォルクスワーゲンが29%株価を上げ、EVで先行してきた米ゼネラル・モーターズの株価も21%上昇した。これに対して、EVに消極的とされたトヨタ自動車は3%の上昇にとどまっていた。

ただ昨年10月以降は様相が異なっている。EVの先駆者である米テスラの新車生産遅れが明らかになってテスラ株が下落する一方、トヨタ株は堅調に推移している。

トヨタはその頃からオールジャパンでのEV新会社設立やEVで最重要となる電池の提携を矢継ぎ早に発表。20年代前半にEVを世界で10車種以上投入する計画も打ち出し、市場の見方が変わった。

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