香港・新界地区の村をたまたま訪れた。ミニバスで帰ろうとしたところ、黒人男性と乗り合わせた。どうもケニアから来たらしい。どうしてこんな香港の片田舎にアフリカ人が住んでいるのか不思議に思っていたが、香港の友人が「以前は中国・広州で雑貨商をしていた人々が、香港に移ってきて商売を続けている」と教えてくれた。香港の家賃は高いので、中心部にはとても住めないし、また中国本土からの荷物を受け取るのに便利なので、こういう村を拠点にしているという。中には香港人と結婚している人もいる。

確かに行き帰りに乗った鉄道の駅にも、多くのアフリカ系の顔があった。駅の案内には、「荷物は一人23キログラムまで持ち込み可能」と飛行機のような表示がある。これは彼ら輸入業者に向け香港政府側が打ち出している対策のようだ。