「クレジット市場には明らかにバブルが生じている」

そう言い切るのは、BNPパリバ証券・投資調査本部長の中空麻奈氏だ。BNPパリバ証券は、独自の手法でバブル状態か否かの判定を行っている。それをまとめたのが次の表だ。

クレジットスプレッドが信用コストをどれくらい下回っているか、その期間がどれくらいあるかなどでクレジットバブルインデックスを算出。その数値が100以上の場合をクレジットバブルと呼ぶ。日本のA格債券や欧州のBBB格債券などがバブル状態にある。

「現状の金融市場は中央銀行相場。中央銀行が失敗して金利を急騰させてしまうようなことがなければバブル状態は続くだろう」と、中空氏は見る。

では、バブル崩壊の予兆はないのか。中空氏は次の二つの可能性に注意が必要だとする。