デジタルネイティブとして若者世代を持ち上げてきた社会の風潮に変化が生じてきた(Getty Images/Kritina Lee Knief)

今どきの若者といえば、タブレットやスマートフォンで数々のアプリを使いこなせるばかりか、ゲームをしながら映画を見て、その内容を友達とテキストでやり取りしながら、SNSにも投稿する。

究極のマルチタスクをこなすことから新人類のような扱いを受けていた「デジタルネイティブ世代」だが、最近の米国では彼らを持ち上げる風潮に変化が生じている。深刻なデジタル中毒を放任している場合ではないと、大人たちがようやく問題視するようになってきたのだ。

子供たちのデジタル中毒が真剣に議論されるようになってきたのは、それを計測する方法が共有され始めたことにも起因する。

そもそも一昨年あたりから、デジタル中毒状態になると、脳がヘロインなどの薬物中毒と同様の症状を呈することが明らかになってきた。ことに脳の発達が途上状態にある低年齢の子供たちにとって、これはかなり危険なことだ。スクリーンに夢中になるあまり社会性が欠如していくことも、人間としての発育に大きな障害になるとして警鐘が鳴らされている。

それでも実際に目の前にいる自分の子供がデジタル中毒なのかどうかを的確に判断するすべが、従来はなかった。具体的な目安が生まれたことは、親にとっては大きな意味がある。