中高年の経験や学びを社内に取り入れるべく、2017年春に年齢不問・ポテンシャル重視の“第四新卒”を募集して話題をさらった企業がある。口中清涼剤の「仁丹」で知られる大阪の老舗医薬・食品メーカー、森下仁丹だ。

看板商品の「仁丹」

就職後に短期間で転職を志す第二新卒でも、博士研究員、いわゆるポスドクの第三新卒でもない、第四新卒採用。約2200人が応募し、開発担当を中心に平均50歳前後の10人が採用された。倍率にして約220倍である。

「オッサンも変わる。ニッポンも変わる。」──。森下仁丹が、このようなキャッチコピーで中高年に門戸を開いた背景には、ある危機感があった。