タフなリーダーに育てるには社外でもまれるのが一番──。そうした考えから、今の会社に在籍しながら一定期間、異業種や異職種で働く経験ができる研修サービスが増えている。目立つのは大人の学び直しの重要性を認識した企業が活用する事例だ。では、どんな効果があるのか。

 

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ネッツトヨタ栃木の川岸氏(右)は「大人の武者修行」で物語コーポレーションへ。繁盛店の運営を学んだ

ネッツトヨタ栃木・宇都宮台新田店店長の川岸賢氏(47)は、2017年1月末から1カ月間、焼き肉チェーン店を運営する物語コーポレーションで就業体験をした。会社からの派遣で、利用したのは日本生産性本部・サービス産業生産性協議会が運営する「大人の武者修行」という研修サービスだ。

大人の武者修行では、優れたサービスで受賞した実績を持つ企業で、3日間から数カ月にわたり働く体験ができる。受け入れ先はホテルや飲食店、工務店など約100社。おのおのの受賞理由を見て、そこで何を学ぶかを判断する。

参加者は主にサービス産業を手掛ける中小企業の社員。志願書の提出や面接などを経て、受け入れ先が決まる。研修費用は10日以内で5万円(経済産業省の補助金を受けた場合。18年度は未定)。14年にスタートし、現在までに約150人が参加。毎年研修に利用している企業も複数ある。

体験内容は企業によって異なるが、「見学だけではなく、一人の戦力として働くケースが多い」(日本生産性本部・柿岡明氏)。

派遣先の焼き肉店で店長の育成手腕に感銘

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