「アースミュージック&エコロジー」をはじめ女性に人気のブランドを全国に1200店超展開するストライプインターナショナル。創業者の石川康晴社長は、経営者でありながら京都大学大学院に通う学生でもある。業界の風雲児はなぜ学び続けるのか。

いしかわ・やすはる●1970年岡山市生まれ。94年にクロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)を創業。経営の傍ら、13年岡山大学経済学部卒業、14年から京都大学大学院に在学中。(撮影:梅谷秀司)

MBA(経営学修士)に通うきっかけは二つありました。

一つは、企業は社長の身の丈以上に成長しないと気がついたこと。社長の能力が低いと経営戦略を立てられないし、部下がすばらしい提案をしても、よいか悪いか見抜けずにはね返してしまう。それでは会社が伸びません。売上高が1000億円前後になったときに、「もう1回勉強しないと、自分の能力のせいで会社の成長が止まってしまうな」と危機感を覚えました。

そんな頃に、銀行に勤めているテニス仲間の女性から、会社に内緒でこっそりMBAに通っている話を聞きました。ハッと気づいたのが、「会社に隠してでも勉強したい人がいるんだ」ということ。そして、僕みたいに比較的自由がある立場なら、「行けない理由はない」と受験を決めたのです。