就活が本番を迎えるが、ゼネコンや建設業界に学生は目が向かないのが現状だ(撮影:尾形文繁)

「建設業の求人や派遣のオーダーはものすごくある。5年ほど前にITエンジニアが不足する時期があったが、その頃の状況に近い」と、就職支援サイト「アールエイチナビ」など採用関連事業を展開するプレシャスパートナーズの矢野雅専務は、ゼネコンや建設業界の求人状況について分析している。

人手不足の中で建築士や施工管理技士といった資格を持つ人材を確保するのは難しく、「未経験の新卒学生を採用し、育てていく例が出ている」(矢野専務)という。

ただ、新卒学生の建設業界に対する見方は厳しい。リクルートワークス研究所が発表している「大卒求人倍率調査」によると、2018年卒業生全体の求人倍率(求人総数/民間企業就職希望者数)は1.78倍。これに対し、建設業は9.41倍と、流通業の11.32倍に次ぐ高倍率となっている。

求人倍率が年々上昇する傾向を示しており、さらに今年は前年の6.25倍からハネ上がった。求人総数は前年比で7%以上増えた一方、就職希望者数は30%近く減ったことが要因だ。学生の建設業界離れが顕著だといえるだろう。

大手ゼネコンでも人気ランキングで低位

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