うの・じゅん●早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞社、QUICK総合研究所首席研究員、中央大学商学部教授を経て2004年4月から現職。

流動性はわかりにくい概念かもしれないが、ネットオークションを考えてみるとよい。ある商品が数量限定の割引価格で売られていたとする。たくさん注文しても割引価格で買えるのが流動性の高い状況。一方、わずかの注文で売り切れ、すぐ定価に戻ってしまうのが流動性の低い状況だ。株式市場もこれと同じと考えていい。

近年の株式市場では、HFT(高頻度取引)が入ってきたため、投資家が注文を入れるスピードの差が顕著に拡大している。スピードの遅い注文では希望価格で取引できないことがある。