2022年の冬季五輪に向けて、中国ではスキー人口が急増している(写真は北京市郊外のスキー場)(共同通信)

新年早々、中国のネット上では、まったく無関係に見える二つのニュースが話題となった。一つは著名実業家の毛振華氏がスキーリゾートで地方役人を糾弾するビデオを公表したこと。もう一つは日本人セクシータレント・蒼井そら氏の結婚発表だ。

黒竜江省亜布力(ヤブリ)でスキーリゾートを運営する亜布力陽光度假村の毛振華董事長は、1月2日、同社の運営が地方役人により不正に利益を侵害されていると、大雪の中深夜撮影された動画で訴えた。

毛振華氏は元官僚で、格付け会社を創立し成功を収めた後、人民大学の教授に転じ、マクロ経済を研究している著名な人物。同氏の異例の訴えに対して、多くの企業経営者は直ちに応援の声を上げ、黒竜江省政府も即時の対応をせざるをえなくなった。

東北地域の投資環境の悪化が多くの投資家に注目される中、22年前から投資を行っているリゾート施設の運営問題が、なぜ今になって大きく取り上げられたのか。