お家騒動の末、業績不振にあえぐ大塚家具。昨年11月、再建を模索する同社の「支援」に手を挙げたのが貸会議室運営のティーケーピー(TKP)だ。大塚家具保有の自己株を約10億円で取得。創業家の資産管理会社(6.66%)に次ぐ6.65%の大株主に躍り出た。

赤地に白抜きのロゴに見覚えがある人は多いだろう。創業は2005年。伊藤忠商事を経てネット証券、ネット銀行の設立に携わった河野貴輝社長が32歳で起業。当初は、取り壊しが決まったオフィスビルを安く借り(賃借料後払い)、時間貸し(料金前受け)をする、コインパーキングの会議室版をスタート。ビルの空室などの遊休不動産と、会議室を必要なときだけ使いたい企業をつなぐ「空間再生」ビジネスでもある。