[図表1]

(注)人数は各年末の在留外国人数。2017年のみ6月末の数値。人口比は17年7月の総人口を基に算出。名古屋市の人口は231万人 (出所)法務省、総務省、名古屋市
先進国4位の「移民大国」 いつの間にか隣人は外国人
最近、外国人がやけに目立つ──そう感じている人は多いだろう。訪日観光客だけではない。日本に住み、働く外国人が着実に増えているのだ。
都内のセブン‐イレブンでアルバイトに励むマンさんは、ベトナム人留学生。日本に興味を持ったのは、「テレビドラマを見て、『ニッポンの女の子、カワイイ!』と思ったから」。服飾関連の専門学校に通いながら、土日に勤務。バイト仲間にはウズベキスタン、バングラデシュなどからの留学生もいる。セブンの都内店舗では、バイトの2割が外国人だ。

学校卒業後、日本で就職を目指すマンさんはベトナム人
ラーメンチェーン・幸楽苑の都内店舗で働くグエンさんもベトナム人留学生。今春に日本語学校を卒業し、首都圏の大学に進学する。バイトの稼ぎは「学費に充てる」。週3日程度、夕方から終電前までの忙しい時間帯にホールに立つ。幸楽苑は2年前から、外国人バイトの採用を積極化している。「日本人の応募がめっきり減ったのがきっかけ」と店舗運営部の森俊勝氏は話す。

「日本でいろんなことを学び、将来は母国で起業したい」と話すグエンさん。幸楽苑で週3日アルバイトをしている