ささき・とおる●2015年6月から現職。03年4月からJPモルガン・チェース銀行でFXストラテジストとして金融市場を調査・分析。その前は日本銀行に勤務、調査統計局などを経て、国際局(当時)為替課で為替市場介入を担当、ニューヨークで米国金融市場分析も担当した。(撮影:今 祥雄)

米国の長期金利は2018年に入ってから上昇基調となり、1月19日時点で2.658%まで上昇した。米10年国債金利は、FRB(米国連邦準備制度理事会)が利上げを開始した15年12月以降で見ると、トランプ大統領が当選した後の16年12月につけた2.63%近辺が最高値だったが、今年に入ってからの上昇でこれを上抜けたことになる。

今年になってからは、米国だけではなく、日本も含めすべての主要国の10年金利が上昇しているが、最も大きく上がっているのは米国で、すでに0.25ポイント程度上昇している。それに次ぐのがニュージーランドやオーストラリアで、0.23〜0.24ポイントの上昇となっている。