日本語の授業風景。いろいろな国籍の若者が同じ教室で学ぶ

福岡市内で暮らすコイララ・サザンさん(25)は2016年にネパールから来日し、同市博多区のいろは日本語学校に通っている。故郷のカトマンズで暮らす両親は農業や魚の養殖、ヤギの飼育などで生計を立てながら、日本への留学費を工面してくれた。生活費までは頼れないため、週4日、深夜12時から朝5時まで弁当工場でアルバイトをしながら学校に通う毎日だ。

サザンさんの夢は、日本で自動車の整備士になること。4月からは熊本県にある九州工科自動車専門学校の国際自動車科に進学し、整備関連の専門技術を学ぶ。「整備士の資格を取って日本で働きたい。そしていつかネパールに戻って、自分で整備学校を作れたらうれしいです」と笑顔で話す。

福岡市内の日本語学校に通うコイララ・サザンさん

現在、日本で生活するネパール人は約7.4万人(17年6月時点)。国籍別で6番目に多く、10年末比で4倍以上にまで増えた。以前は技能資格(ネパール料理の調理師など)での在留者が大半だったが、近年急増したのが留学生だ。サザンさんのように日本語学校を経て専修(専門)学校などへ進学するパターンが多く、こうした留学資格での在留者が今や3分の1(約2.5万人)を占める。