20世紀のテクノロジー・ガリバーといえば米IBMだ。そのIBMで長く、特に秀でたIT技術者として活躍した榊原彰氏が、2016年から日本マイクロソフトの最高技術責任者(CTO)を務めている。榊原氏がマイクロソフトを選んだ理由とは。

さかきばら・あきら●1986年、弘前大学を卒業、日本IBMに入社。2005年にIBMの技術職の最高位である「ディスティングイッシュト・エンジニア」に任命される。16年1月から現職、同7月から執行役員も。(撮影:今井康一)

マイクロソフトにはずっと前から誘いを受けてきたが、断り続けていた。だがニュースなどでサティア・ナデラCEOの改革を知るにつれ、「楽しそう、面白そう」という思いが抑えきれなくなった。IBMでルイス・ガースナー氏(1993〜02年にCEO)が断行した改革と、同じインパクトの変化が起こっている「におい」を感じたのだ。