「次の新幹線」を待望する声が各地で噴出する。実現するのはどこだ(撮影:尾形文繁)

四国

新幹線空白地域の解消なるか

新幹線計画では、九州新幹線・長崎ルートのほかに北海道新幹線(新函館北斗─札幌間)、北陸新幹線(金沢─敦賀間)の工事が現在進行中だ。さらに2016年暮れ、北陸新幹線の敦賀─新大阪間のルートが決定し、法律で定められた「整備計画」の完了にようやくメドがついた。それと前後して、「次の新幹線」をめぐる動きが各地で勃発している。

新幹線計画は、整備計画以外に1973年に策定された「基本計画」がある。北海道新幹線の札幌─旭川間、山陰新幹線(大阪─鳥取─松江─下関間)などだ。そのうち中央新幹線(東京─甲府─名古屋─奈良─大阪間)は現在、JR東海(東海旅客鉄道)のリニア計画として工事が進んでいる。

整備新幹線を運行するのはJRだが、線路などの施設を保有するのは国土交通省所管の鉄道建設・運輸施設整備支援機構だ。それをJRに有償で貸し付ける。新たな新幹線の建設費用は、開業済みの新幹線の施設貸付料収入を充てた後の残りについて、国が3分の2、地方自治体が3分の1を負担する。国の負担は18年度予算案で3480億円。整備計画完了後は計上が不要になる。そのカネをめぐって、策定から40年余り休眠状態にあった基本計画が各地で目を覚ました。