ありま・こうじ●1958年生まれ。京都大学工学部卒。81年日本電装(現デンソー)入社。海外駐在後、2008年常務役員、14年専務役員に就任。15年6月から現職。(撮影:今井康一)

外部の力も借りていく リスクはチャンスになる

これまでは完成車メーカーとすり合わせをして作り込むことで成長してきた歴史がある。そうした中から生まれた製品は多く、自信を持っている。半導体やモーター、センサーなどハード系がその一例だ。

一方、最近はソフトウエア系が注目され、人工知能や自動運転などでほかに強いプレーヤーが出ている。ソフトでできないものがあれば、自前だけでなく外の力も借りていく。その結果、いいハードができるかもしれない。振り子はハードとソフトの間で振れており、ソフトに行けば、ハードにもまた多少戻る。100年に1度の変革では、リスクと思われることがチャンスに変わることもある。