さいとう・あつし●1939年生まれ。1963年慶応義塾大学卒業、野村証券入社。95年副社長。2003年に産業再生機構社長。07年に東京証券取引所社長。17年から日本野球機構会長。(撮影:尾形文繁)

産業再生機構の仕事は、言ってみれば敗戦処理のようなものだった。銀行が膨らませてしまった不良債権を引き受け、処理と再生を速やかに行う。

2003年から07年までの活動期間で100社近い案件が持ち込まれて、実際に41社の再生を行った。予定よりも1年早く、活動を収支プラスで終えられたことを誇りに思っている。

再生機構では、外資系企業や会計事務所、法律事務所から集まった精鋭が尽力した。一時は延べ150人以上いたと思う。