大丸東京店2階にある化粧品売り場では、外国から訪れる個人旅行客の姿が目立つ

国内での工場新設は実に37年ぶりとなる。

資生堂は、栃木県で中価格帯スキンケア製品などを扱う新工場を2019年度中に稼働させる。さらに、翌20年度までには大阪工場を大阪市から茨木市に移転し、生産能力を増強する。総投資額は最大で約950億円に達する見通しだ。

国内での工場新設には巨額の資金が必要となるほか、製造面において人件費などのコスト高も懸念される。さまざまなメーカーが海外で生産拠点を広げる中、なぜ資生堂は国内投資を加速するのか。背景にあるのは、アジア、とりわけ中国における日本製化粧品の需要が高まっていることだ。