(イラスト:ソリマチアキラ)

よく日本のトーナメントは盛り上がらないという声が出る。僕もその一人である。ゴルフトーナメントは、本来が自然発生的なイベントだった。その地域の年に1回のお祭り的感覚があった。よくマスターズの例が出されるが、マスターズはジョージア州オーガスタで開かれるから、マスターズなのである。あれがカリフォルニア州のロサンゼルスなら、きっと雰囲気が変わったはずだ。そういう自然発生とその土地や環境、気候の必然を持つ大会がほとんどだった。それが年月を経て大会の空気を醸し出している。かつてスポンサーの意向におもねるだけででき上がってしまったトーナメントスケジュールのツケが、今になって重たくのしかかっている。酸欠状態だ。

これが、たとえば1県1トーナメントとなれば、県単位で特色や地域性、その県内のゴルフ場の向上、ゴルフ熱など、ゴルフの活性化や参加意識が出るし、年に1回のイベントとしての競技会になりうる可能性がある。