米トランプ政権の発足からほぼ1年になる。「あのときヒラリーが勝っていてくれれば……」と思うことはこの間に幾度もあった。しかしトランプ大統領のおかげで、日本が得をしたこともある。その中には、環境・エネルギー政策も含まれている。

パリ協定からの離脱を宣言したときは、「あのトランプがまたしても……」と皆であきれたものだ。ところがその実態は、日本が救命ブイを得たに等しかった。気づいていた人はどれだけいることだろう。

仮に(いや「順当に」というべきか)、2020年11月に米国で民主党政権が誕生したとしよう。即座にパリ協定離脱は取りやめとなる。その結果、米欧中による脱炭素連合が誕生するだろう。孤立する日本はどうしたらいいのか。