日本原燃の六ヶ所再処理工場(青森県)。これまで22回の完成延期を繰り返してきた

高速増殖原型炉もんじゅの廃炉決定に続き、核燃料サイクルの中核施設である日本原燃・六ヶ所再処理工場稼働が暗礁に乗り上げている。同工場は2018年度上期に工事完了を計画していたが、雨水の建屋流入などトラブルが多発し、稼働の大幅な遅れが不可避だ。

核燃料サイクルとは、通常の原子炉(軽水炉)から出る使用済み核燃料を再処理し、取り出したプルトニウムを再利用する一連の流れだ。日本の原子力政策の屋台骨となってきた。

だが、高速増殖炉の開発が頓挫したうえ、軽水炉でプルトニウムとウランの混合燃料を燃焼させるプルサーマルも地元の合意に手間取っているうちに震災で原発が止まり、計画が大幅に遅れている。六ヶ所再処理工場のフル稼働の前提は、原発16~18基でのプルサーマル実施だが、現在、実施している原発は3基にとどまっている。