金融とITを融合するフィンテック。その国内代表格とされるのが、2017年に東証マザーズに上場し、家計簿アプリなどを手掛けるマネーフォワードだ。18年のフィンテックはどこへ向かうのか。辻庸介社長に聞いた。

つじ・ようすけ●1976年生まれ。京都大学農学部卒業、米ペンシルベニア大学ウォートン校経営学修士。ソニー、マネックス証券を経て2012年にマネーフォワード創業。(撮影:尾形文繁)

──銀行とフィンテックベンチャーなどとの協業を促す改正銀行法が18年に施行されます。

日本のフィンテックにとって、まさしく勝負の年になる。改正銀行法によって、フィンテックベンチャーと銀行や信用金庫とのサービス連携が進みやすくなる。そこで大切なのは全国の人に「本当に便利になった」と実感してもらうこと。それができないと、フィンテックへの期待が高まっている分、大きな落胆を招きかねない。

──フィンテックによって良質な金融サービスを低コストで利用できるといいますが、具体的には。