美術展覧会の“ブーム”が続いている。美術館が並ぶ東京・上野や六本木では、1時間待ちの展覧会が多数あり、休日には3時間待ちの案内も出ていた。特に仏師・運慶の作品を展示した「運慶展」は55日間の会期で60万人以上が来場。このほか、「ミュシャ展」に66万人超、「草間彌生 わが永遠の魂」も52万人超が訪れた。

ここ最近は、寺や美術館所蔵の作品が丸ごとやってくる会や、「怖い絵展」のようにテーマに沿った絵を鑑賞できる会が増えたのがトレンドだという。2018年も名品が展示される展覧会が複数予定されており、この勢いは衰えないだろう。

フェルメールやプラド美術館展も注目

2018年はムンクの『叫び』が日本でも見られる(エドヴァルド・ムンク 叫び 1910? ©Munchmuseet)

その中でも特に注目したいのが、「ムンク展」。ノルウェー出身で世界的に著名な画家であるエドヴァルド・ムンクの油彩画や版画などの作品約100点が出品される予定だ。目玉は代表作の一つ『叫び』(写真)だろう。教科書などで見たことがある人がほとんどだと思うが、実は人が叫んでいるのではなく、自然を貫く叫びを聞いて恐怖や不安と闘っている人の姿を描いたといわれている。