マンション市況は従来の経験則が通用しない、異次元に差しかかっているようだ。首都圏のマンション価格はバブル期を超え、高値圏に張り付いている。にもかかわらず在庫は順調に消化されている。

不動産経済研究所によると、首都圏における新築マンションの1戸当たり価格は2017年1~11月平均で5920万円。16年に比べ、400万円近くも値上がりした。16年12月末に7160戸まで積み上がっていた在庫も、17年11月末には6240戸まで消化が進んだ。

寡占化で売り急ぎ縮減 価格主導権は業者に

これまでは在庫が積み上がると、在庫整理に伴う価格調整が始まっていた。そして、ひとたび調整局面に入ると物件は投げ売りされ、市況が崩壊。個社では崩落を止めようがなかった。