「経済が上向いてきたとはまったく感じられない。消費者の低価格志向はさらに強まっている」──。カジュアル衣料を扱う中堅アパレル企業の幹部はため息をつく。

2017年秋に発表されたアパレル各社の中間決算は、下方修正のラッシュだった。婦人服からカジュアルまで、まさにアパレル不況の様相だ。ただ、原因は低価格志向だけではない。ネット通販の台頭など、消費行動の多様化も背景にある。