1991年当時の水準まで上昇した日経平均株価。2018年はどこまで上がるのか(撮影:梅谷秀司)

2018年も安倍晋三政権にとって理想的な経済環境は続くのか。

足元の日本経済は、出来すぎの状況といっていい。アベノミクスでの日本銀行の目標「物価上昇率2%」にはいまだ遠く及ばない。が、それゆえに超低金利環境が長期化し、順調な外需を背景とした国内景気の拡大と相まって、「ゴルディロックス(適温)」経済を現出させている。

実質GDP(国内総生産)成長率は16年10〜12月期以来、4四半期連続で年率1%を大幅に上回り、17年7〜9月期は年率2.5%を記録した。潜在成長率ゼロ%台後半の実力を大きく上回るもので、企業は人手不足で大わらわだ。消費が弱いなどの指摘はあるが、「現実的な目線で見れば、経済は絶好調だ」(みずほ総合研究所の門間一夫エグゼクティブエコノミスト)。

こうした好調ぶりを象徴するのが株価だ。17年10月、日経平均株価は16営業日連続で上昇し、実に57年ぶりに過去最長記録を更新した。水準も高い。足元で付けた日経平均株価の高値約2万3000円は、1991年当時の水準に匹敵し、バブル崩壊後の最高値を更新中だ。