「MITテクノロジーレビュー(MITTR)」は、米マサチューセッツ工科大学を母体とする科学技術専門メディアだ。AI(人工知能)の普及などを受け、幅広いビジネスパーソンを購読者として獲得している。前職の米「クオーツ」での経験を含め、デジタルメディアの経験が豊富なギデオン・リッチフィールド編集長(12月就任)にメディアは広告とどう付き合うべきかを聞いた。

Gideon Lichfield●英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士。英『エコノミスト』誌で16年にわたりジャーナリストを務め、米「クオーツ」の創刊にかかわる。

創刊に携わったビジネスメディアの「クオーツ」は良質な枠売り広告、MITTRは購読料が主たる収益源だ。両メディアが運用型広告を選ばなかった理由は二つある。一つは、運用型広告は質が低いものが多いことだ。表示される商品や表現は、読者である知的なビジネスパーソンにふさわしくない。出稿企業も、質の低い運用型広告の隣に自社の広告が表示されることを嫌がる。