神奈川県海老名市は、県のほぼ中央に位置する人口13万人超の県内中核都市の一つ。市の中心部には小田急、相模鉄道が並行して走る海老名駅があり、西に離れてJR相模線の海老名駅がある。

この街が注目を浴びるようになったのは1993年、小田急の駅東口にワーナー・マイカル・シネマズの国内1号店がオープンしたとき。この頃、海老名市は人口こそ10万人の大台を超えていたが、県中部の中心都市は相模大野であり、厚木だった。そうした中で海老名に大型の映画館が開設されることに驚きの声が上がった。

2002年には小田急が中心となり、駅東口に「ViNAWALK」(ビナウォーク)という、店舗数約130の大型商業施設がオープン。さらに15年10月には駅西口に店舗数約250の「ららぽーと海老名」が開業した。

駅東口の「ビナウォーク」。JRと小田急の駅の間にある地区でも再開発が進む

大型商業施設の開業がそれだけ続くのは、小田急が駅周辺部の多くの土地を所有していたこともあるが、それだけ事業者側が海老名に都市としての発展の可能性を見いだしていたからだ。