超音速機の墜落事故をきっかけにして廃村となった空港近くの村のマナーハウス跡

私の旅の多くは2泊3日だ。1泊ということも珍しくない。だが、今年11月の旅行は羽田からパリ日帰りで現地滞在時間は約4時間。会社勤めで休みが取りづらいとはいえ、前代未聞である。

これは、アラスカ航空のマイルを使い、JAL(日本航空)の羽田→パリ→千歳→関西という特殊なルートの片道特典航空券を発券したためだ。途中降機は不可なので、パリに到着したら、同じ機材でトンボ帰りするしかない。

JALのファーストクラスの羽田─パリ往復航空券は約250万円。今回はアラスカ航空から購入したマイルを使用したので、実質約6万5000円。割引率は約97%となる。ファーストクラスを超格安で体験できる代わりに現地滞在はないに等しい。

羽田空港のファーストクラスラウンジでは紳士靴ジョンロブのスタッフが無料で靴磨きをしてくれる。このスタッフの男性のサービスが、つねに笑顔を絶やさない完璧なもの。いやが上にも期待が高まる。

ボーディングブリッジでは、はるか遠方からCA(客室乗務員)と地上係員が深々とおじぎをしている。普段乗っているエコノミークラスとは違うもてなしに身が引きしまる。しかも羽田からパリまでのファーストクラスは8席だが、妻と貸し切りだった。2人に対してCAが3人つく。

シャンパンはサロン2006。ネットショップで購入すると約8万円。往復で3本搭載するうち2本ほど飲んでしまった。この金額だけで航空券の2倍以上だ……。

羽田発のファーストクラスの機内食は、日本料理がミシュラン三つ星店「龍吟」の山本征治シェフの監修。機内では味覚も嗅覚も衰えることを前提に前菜では山椒を大胆に使うなど、制約が多い中で最善を尽くそうというシェフのアイデアが随所に感じられる。六本木の店とは大きく異なるが、機内食でもここまで到達できるのかと感慨深くなった。

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