有料会員限定

浮かぶ駅と沈む駅を分ける6つのトレンド »»Part1 首都圏編

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16
拡大
縮小

駅の利用者数はどのように変化しているのか。本誌は首都圏(東京都と神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県)を走るJR東日本と大手私鉄、地下鉄2社の主要駅を対象に、2011年度から16年度にかけての乗降人員のデータを集め、その増減率を独自にランキングした(『独自集計 駅の乗降人員の増減率ランキング』)。

近年は首都圏への人口流入が続いていることに加え、11年度は東日本大震災の影響で全般的に乗降客数が落ち込んだため、増減率はプラスの傾向が強まった。そうした中でも、乗降人員数の伸びが顕著な「浮かぶ駅」がある一方、乗降人員が増えず、停滞している「沈む駅」もある。その盛衰を分けるのは、以下のようなトレンドだ。

大崎、武蔵小杉が躍進  都心回帰が鮮明に

一つ目は浮かぶ駅に目立つ“アクセス重視”のトレンド。文字どおり都心へのアクセスがよい近郊の駅に人が集まる動きと、東京都心に人が集まる動きに分かれる。

都心へのアクセス重視で浮かんだのが武蔵小杉駅(神奈川県川崎市)。5年間の乗降人員増減率はJRで23.6%増と100駅中3位、東急線では18.8%増と30駅中2位にランクインした。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内